2019年12月、中国の武漢で新型コロナウィルス(COVID19)が発生してから、世界が激変をはじめたように思います。
平和(ボケ)な世界から一変、ウィルスに翻弄される世界、それを助長するかのようなマスコミの様々な偏向報道。
そしてコロナ禍の大混乱の中で迎えた2020年11月のアメリカ大統領選挙は、あからさまなマスコミの偏向・虚偽報道のオンパレードで、極端な左派思想に侵食されていたアメリカ社会の現実が世界に知れ渡りました。
そんな中、トランプ政権が最後に行った置き土産、中国がチベット自治区と新疆ウィグル自治区において行っている、大規模な人権侵害に対する「ジェノサイド認定」によって、中国共産党の蛮行が明るみになり、世界中が中国共産党に対する警戒感を高め始めました。
気が付けばアメリカのみならず、日本や世界中の民主世界が共産主義思想(マルクス主義思想、チュチェ思想)に侵されていた現実次々とが明るみになり、ソビエト連邦崩壊で完全に力を失ったかに見えた共産主義が、アメリカ、日本、韓国、EUなどの民主世界でマスコミから政界、教育界、芸術や娯楽の世界に至るすべての分野に、寄生虫のようにはびこり侵食しているという事実があらわになっているのが現在です。
今、この共産主義思想にどのように対処していくべきかが、民主主義陣営の緊急の課題にならなければなりません。
神を否定し、暴力革命を正当化する偽りの思想が、なぜここまで広がっていくのか?
それは、第一に神を信じる者が、はっきりと神の存在を立証できなかったこと、第二に民主主義陣営には、共産主義を打ち負かす確固たる思想が欠如していたからです。
しかし、イエス様が「わたしはこれらのことを、たとえを用いて話してきた。もはやたとえによらず、はっきり父について知らせる時が来る。」(ヨハネ16:25)と言われたように、終わりの日には絶対的な真理がはっきりと現れるようになるのです。
統一思想は「神主義」または「頭翼思想」とも呼ばれています。
神の真理と愛を核心とする、右翼でもなく左翼でもなくより高い次元において両者を包容する思想で、共産主義からは、憎悪心、闘争心や物質主義を取り除き、民主主義からは、利己主義、自己中心主義を取り除いて、理想世界の実現に向かって進むように導いてゆくための神から出発した思想であり、最終的な真理です。
統一思想は「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の創設者 文鮮明先生の膨大な御言葉を弟子が思想として編纂し「統一思想要綱」としてまとめたものです。
「統一思想要綱」自体も752ページと膨大な内容ですが、無力ながら必要に駆られ、できるだけ要点を絞って簡略にまとめて見ようと思います。
また、「原理講論」は同じく文鮮明先生の御言葉を、宗教的に主にキリスト教信徒向けに編纂されたものです。
日本語の本にして604ページとなりますが、こちらに極々簡単にまとめました。
こちらを先に読んでいただいた方が、より理解しやすかもしれません。
なお書籍はこちらからお買い求めいただけます。
統一思想は、神の創造の順序に従ってまとめられています。
神の神相と神性、その構造。
統一思想は神または根源者から出発する思想です。
無神論の方、あるいは信仰を持っていても、自分の信じる神観と異なる場合があるかもしれません。
その場合は、まず仮説として原相論を捉えて下さい。
後の項目ではその検証が同時に行われています。
②「存在論」
万物について。
万物とは人間以外の被造物です。
人と万物は各位が異なるため同一に扱うことができません。
万物は、神の象徴的実体対象として創造されたため、次元は異なりますが全ての被造物には神性が宿っています。
③「本性論」
神の実体対象である本然の人間について。
創造本然の人間は、被造世界の主管主であり、被造世界の媒介体、和動の中心体、天宙を総合した実体相として創造されました。
しかし人間は、堕落したためその姿は神の理想とはかけ離れた姿となっています。
④「価値論」
人間本来の知情意に対応した価値感
⑤「教育論」
本然の価値観による教育哲学と教育科学
⑥「倫理論」
神の創造理想である家庭倫理を基盤とした倫理道徳
⑦「芸術論」
喜びを目的に天地を創造された、神の似姿としての人間の芸術活動
⑧「歴史論」
歴史の始まり、法則、方向、目的。
人類歴史は、堕落した人間を本然の状態に復帰するための、神の復帰摂理歴史です。
⑨「認識論」
授受法的認識論。
人と万物の関係、主体と対象の関係を明らかに
⑩「論理学」
思考の出発点と方向、法則、形式
⑪「方法論」
主体と対象が授け受けする授受作用の法則による統一方法論